Spotifyって何がそんなにすごいの?(CDを捨てよ、そしてプレイリストへ)
前回の続き
Spotify(&定額ストリーミングサービスも)の魅力はもちろん「たくさんの曲を、定額で聴ける」ことなんだけど、それより可能性を感じるところは、プレイリストという存在。
他のユーザー(ミュージシャンも!) が作ったプレイリストを、そのまま聴いたりダウンロードする機能があるんですねSpotify。これが肝。
音楽を聴く人は、全員そうだと思ってるけど、音楽を「買う手間」より「欲しいものを見つける手間」の方がずっと大変。
時間とか情熱が超必要。でしょ?
年間ベストCD100とかの企画が毎年あったんだけど、これを聴こうとすると以下のようなことが必要でした。
①雑誌を買う。
②載ってるCDをメモ。もしくは暗記。
③お店でCDを見つけて試聴。
(見つけられないことも多いので、複数の店をまわる)
④CD買う。
⑤やっと聴ける。
こんなのを繰り返してた!
チェックするのに数か月かかるし、どうしても全部聴くのは難しい。
今考えると、よくこんなことやってたな……
もう、こんなことできる時間も情熱も持ってないんだ。
そういった便利なメリットだけじゃなくて「好きなミュージシャンが、これまで影響を受けた名曲」「有名DJが海外のクラブで流しているセットリスト」……こういう音楽がほんの少しの労力で、自分のiPhoneで聴けちゃう。
邦楽洋楽、夢のよう。
もうね、多分音楽を聴くことが今後全く別の体験になるんじゃないかな。
そんな気がして、やっぱりワクワクしてしまう……
Spotifyマジすごい、リスナー革命。
Spotifyが日本に上陸してから約1年。
今更ながら、音楽ストリーミングサービスに手を出そうと思ったのは、この記事を読んだのがきっかけ。
どちらかと言うと「音楽ライターなのに、年間10枚しかCDを買ってない」みたいな文脈で取り上げられていた記事。
始まった頃は、提供されている曲数が少ないサービスだったが、この記事を読んで「音楽を聞きまくってる鬼のような人たちが、それだけCDを買わなくてもすむ数の音楽が、もうストリーミングで聴けるんだなあ……」と思い、さっそく始めてみた。
細かいことは、他の比較ブログなんかで紹介されているので省くが、Spotifyマジすごかった。
公式には4,000万曲と言われている音楽が、数秒で聴ける環境ってほんとに革命。リスナー革命。
二十年くらいレコード屋巡りを趣味して1万枚のアルバムを持ってる中年と、ちょっとセンスのいい中学生がリスナーとして同じ土俵に立てるって、考えただけでワクワクしてくる。
これからはSpotifyを周りに布教しながら、こんな革命的な環境で育った子たちが、つくり出す音楽を楽しみに待ちたいと思う。